Michi's Tech Blog

一人前のWebエンジニアを目指して

1年間ブログを継続して良かったこと・悪かったこと

こんにちは!
スマレジ テックファームのMichiです!

2022年11月にこのブログを開設し、それ以来、1週も欠かすことなく更新してきました。そして、今月末でブログを始めてからちょうど丸1年となります。

そこで、今回の記事では「1年間ブログを継続して良かったこと・悪かったこと」を振り返ってみたいと思います。

良かったこと

周りからの評価が上がる

ブログを書く1番のメリットはこれだと思います。

自分はSESをやっていて、案件面談のスキルシートにこのブログのリンクをいつも載せています。

そうすることで、この人は「技術に興味がある人」「自己研鑽に積極的な人」なんだなという印象を持ってもらうことができます。

実際に、今年の7月からお世話になっている今の現場では、ReactもTypeScriptも未経験の状態でしたが、このブログに自主学習で学んだ内容を載せていたおかげで、契約をゲットすることができました。

インフラ系の職種であれば、「資格を取る」という手法もありますが、アプリケーションエンジニアの場合だと資格でアピールするというのは難しい面もあります。

そのときに、代わりにブログを見せることで、自分のエンジニアとしてのレベル感や、学習意欲をアピールすることができます。

意外とアウトプットしている人は少ないので、これだけでも他候補と差別化することができると感じています。

アウトプットすることで記憶に定着する

これもブログをやって良かったなと思う部分の、かなり大きなウエイトを占める点です。

新しい技術や知識を学んだとき、本や動画でインプットするだけでは、記憶としてなかなか定着しません。ブログのような場所でアプトプットすることで、真に記憶に定着するということはよく言われています。

とくに、ネットに公開する以上、「間違ったことは書けない」というプレッシャーから、公式ドキュメントなどを読んで深堀りする機会が増えたのは、自分にとって非常に良かったと思っています。

アウトプットの方法はブログに限らず、「LTをする」「人に教える」「何か作ってみる」などの方法があります。

これらの中でブログの良いところは、「ひとりで気軽に始められる」ところです。

「LTをする」「人に教える」といった方法は、当然ひとりではできません。また、「何か作ってみる」というのも、人によっては結構心理的ハードルが高かったりするのではないでしょうか。

その点、とりあえず何か書いて公開すれば形になるブログは、割ととっつきやすいのではないかなと思います。自身のブログサイトを持っていなくても、QiitaやZennもありますからね。

文章力が上達する

これは、ブログをはじめたときにはとくに意識していなかったのですが、副産物として「文章力が上達したな」と感じています。

やはり、ネットに公開する以上、「変な文章は書けない」というプレッシャーがあります。また、せっかく技術的には正しいことを書いても、「伝わらなければ意味がない」という思いもあり、「わかりやすい文書を書くにはどうすればよいのか?」と考える機会が増えました。

(先日のブログでも、文章術の本を読んだ感想を書いたりしました。)

また、文章を書くスピードについても、格段に上がったと感じています。

ブログをはじめたころは、一つの記事を仕上げるのに丸1日かけていました。今では、ガッツリとした技術記事でも半日、このような振り返り系の記事であれば、2~3時間程度で書くことができます。

このスキルは、リモートワークでテキストコミュニケーションするときなどに、活かされているなと感じます。

悪かったこと

時間を消費する

先にも書きましたが、記事を書くのにはとにかく時間がかかります。

慣れてきた今でも、ちゃんとした技術記事を書こうと思ったら、調べる時間を含めて半日は確保しなければなりません。 (というより、記事を書いている時間よりも、調べている時間の方が圧倒的に長いです。コーディングと同じですね。)

とくに自分は毎週更新してるので、忙しくて時間が取れない週などはキツかったです。

2、3回くらい「今週は投稿やめとくか~」と思った週もありましたが、なんとか1年間続けることができました。

儲からない

ぶっちゃけると儲かりません(笑)

弊社では、「ブログ手当」というものがあり、会社の名前を使ってブログを書くと、1万円/月もらえます。

ただし、1万円もらうためには毎週更新しなけばなりません。1記事平均4時間で書けるとしても、4週分で16時間必要です。

これを時給計算すると、「625円/時」になります。

お金が欲しいなら、副業やアルバイトするほうがよっぽど効率的です。

また、一般の人は当然ブログ手当なんてものはありませんし、広告を付けてアフィリエイト化するとしても、ほとんどのテックブログはサーバー代でマイナスだと思います。

ただし、ブログを書くことによって、よって良い案件が取れたり、転職先が見つかるということは大いにあるので、長い目で見ると、どこかで回収できるとは思います。

さいごに

今回は、「1年間ブログを継続して良かったこと・悪かったこと」というテーマで書きましたが、総評すると、「ブログをやっていて非常に良かった」と思います。

とくに、自分のような経験の浅いエンジニアは、「実務経験」という指標では、シニアエンジニアに絶対に勝てません。

その分、「成長性」や「積極性」といったもので差別化していく必要がありますが、ブログでアウトプットすることは、その指標を補完する意味で非常に有益だったと感じています。

さて、業務連絡ですが、2023年11月からこのブログは隔週更新となります。

この1年間アウトプットし続けることで、自分も力がついてきたこともあり、来月以降は少し他のことに時間を使いたいという事情からです。

読者の皆さまにおかれましては、今後ともよろしくお願いいたします。