Michi's Tech Blog

一人前のWebエンジニアを目指して

【基本情報攻略日記】 - 第1回 試験内容の理解と対策 -

こんにちは!
スマレジ テックファームのMichiです!

前回の記事でも書いた通り、今月から基本情報技術者試験の合格を目指して勉強を開始します。

今回は第1回目ということで、試験内容の理解と対策を進めます。

基本情報技術者試験とは?

試験概要

知らない人はいないと思いますが、念のため。

基本情報技術者試験は、ICTや情報処理の分野の国家試験として数十年の歴史をもつ「情報処理技術者試験」の区分の一つです。情報処理技術者試験は、「情報処理の促進に関する法律」に基づき、情報処理に関する業務を行う者の技術の向上に資するために経済産業大臣が行っている国家試験なので、基本情報技術者試験は、その名の通り、情報処理技術に関する基本的な知識・技能を有していることを国が認定するものと言えます。

引用 - 基本情報技術者ドットコム

要するに、『IT業界への登竜門的な国家試験』ということですね。

たしかに、新卒からSIerなどに就職した大学時代の友人などは、1年目で会社から取らされていた記憶があります。

逆に、Web業界ではそこそこの歴の人でも持っていなかったりすることもあるので、このへんは文化の違いでしょうか。

試験形式の変更

これも有名な話ですが、2023年4月から試験の形式が大幅に変更になりました。

主な変更点は次の通りです。

  1. 年間通して試験が実施されるようになった。以前は年2回だけの試験だったものが、CBT方式で受験者が自分の希望する日時に試験を受けられるようになった。

  2. 試験時間が300分から190分へ短縮された。問題数も午前試験(科目A)が80問から60問へ減少、午後試験(科目B)は大問5つを回答する方式から小問20個を回答する方式へ変更された。

  3. 午後試験の選択問題が廃止され、情報セキュリティとアルゴリズムに焦点を当てた形式に変更された。また、それまで難易度が高いとされていた大問(長文問題)が廃止され、小問形式へ変更された。

  4. プログラミング言語の選択が廃止された。午後試験のアルゴリズム問題で、これまでは受験者が複数のプログラミング言語Java, Pythonなど)の中から自由に選択できたが、それが廃止され疑似的なプログラミング言語に統一された。

これだけ書くとかなり大きな変更に見えますが、旧午前試験(科目A)については、これまで通り過去問から出題されることが予想されます。

旧午後試験(科目B)は形式がガラッと変わりましたが、実質的な試験範囲の減少と長文読解問題が消滅したため、以前より易化したのではないかという見方が多いようです。

分析

個人的にポイントだと思う点をまとめます。

  • 設問はすべて選択式の4択である
  • 科目A/B それぞれで600/1000点以上取得で合格
  • 30日以上のインターバルを開ければ何回でも受験することが可能
  • 出題は基本的に過去問から出ることが多い

個人的にここで気になったのが、4択式で600点以上取れば合格というところです。

4択式なので、当てずっぽうで適当に答えても、理論上は25%の確率で正解することになります。となると、実際に実力で正解しなければならない問題の割合はもっと低いはずです。

ちょっと真面目に計算してみましょう。

問題を解くとき、答えを知らない場合だけ適当に解答すると仮定します。答えを知っている問題の割合をxとすると、合格するために必要な全体の正解率は次のように表されます。

x (知っている問題で正解する場合) + (1-x)*0.25 (知らない問題で適当に解答して正解する場合) = 0.60(合格に必要な正答率)

これを解くと、x ≒ 0.467です。

つまり、全体のうち約46.7%の問題を完璧に答えることができれば、試験には合格できることになります。

実際は運が悪いと、当てずっぽうで回答したときの確率が25%を下回ったり、自分の知らない範囲の問題ばかり出題される可能性もあるので、保険はかけておきたいところですが。

それでも、全体の6割くらいをマスターできていれば、安全に試験に合格することができそうです。

対策

中期計画(8~10月)

前回も書きましたが、以下のような計画で進めます。

  • 8月:試験問題の基礎的な内容の理解
  • 9月:過去問演習
  • 10月:試験合格

あと、試験は毎月受けます。理由は、

  • このような試験は受験回数が多くなるほど点数が上がる
  • 合格点(600/1000点)以上の勉強をしたくないから

です。

ひとつめの理由は、受験回数が多くなるほどテスト形式に慣れて、点数アップが見込めるということです。過去問でも問題の演習はできますが、やはり実際に試験会場に行って、当日の流れや雰囲気を早いうちに掴んでおく方がいいと思っています。

せっかくいつでも受験できるようになったので、そのメリットを生かします。

ふたつめの理由は少し不純ですが、「3ヶ月フルに勉強した結果、9割正解して合格」みたいなことになるのはもったいないと感じています。それならば、「2カ月しか勉強していないけど、6割正解で合格」のほうがコスパがいいです。

賛否両論ありますが、僕は「資格は資格、実務とは別」と考えています。なので、こういった資格系の勉強はなるべく早く終わらせて、その分実務で使う技術などの勉強に時間を当てほうが有意義だという考えです。

「8月は偵察、9月で受かればラッキー、10月は絶対に合格する」といった意気込みでやっていきたいと思います。 (受験料7,500円がもったいないですけどね。)

短期計画(8月)

というわけで、今月は試験問題の基礎的な内容の理解を進めていきます。

教材は定番のこちらの書籍を購入しました。

item.rakuten.co.jp

で、少しやってみたのですが、これが全然わからん(笑)

浮動小数点の計算とかなんのこっちゃって感じです。この教材で一から勉強するのはちょっと効率が悪いなと思っていたところに、いい素材を見つけました。

www.youtube.com

「あなたが神か...!」

この動画、試験範囲を網羅的にまとめてくれていて、それでかつ説明がすごくわかりやすいです。こんなに良い教材が無料で観れてしまうとは、まさしく神です。

というわけで、今は次のような流れで勉強しています。

  1. YouTube動画で概要をサラッと把握する
  2. 参考書で細かい概念を補足する
  3. 参考書の各章末にある練習問題を解いてみる

とりあえず、8月中はこの方法で学習を進めていきます。

まとめ

さっそく、8月末の試験に申し込みました。

無事にマイナス1次試験突破です🎊